雪は空中にあります

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上の人、つねに、

2015年06月04日

上の人、つねに、
 人を使うときのことわざで、なるほど、うまいことをいうな、と思うのは、上杉鷹山
(江戸中期の米沢藩主。名君といわれた)の「してみせて いってきかせて させてみる」
ということばである。
 「してみせて」おいう。いわば率先規範は多くのリーダーが「いってきかせて」という
も「なぜ、おれがこんなことをやらなければならないのだろうか」と疑問を持つ部下もいる。
また、一処懸命仕事をしたあとでも、上の人が知らん顔をしているので、不平、不満が次第に
胸の中に育つ、ということもある。
「こんなことくらい、別にいわなくても わかるはずだ」と、上役が考える。その”こんなこ
とくらい”が、実は部下の身になってみれば、大変大きな意味をもっていることがあるのだ。

 そこで、
上の人、つねに、部下のひとりひとりの性格をよくみきわめ、(この問題を、この
人の立場に立って考えたら、どう考えるだろうか?)と、思うことが大切だ。それが文字どお
り「相手の立場に立つ」ということであり、また、それが限りない部下への愛情ということに
なるだろう。
 つまり、部下への愛情は、ワンパターンでなく、そのひとりひとりに見合ったものを注がな
ければだめだ、ということなのだ。

 が、そうはいうものの、上の人がいくらそういう努力をしても、相手の方がその愛情を素直
にうけとめない場合がある。特に「ひがみっぽい性格の部下」は、扱いがむずかしい。叱れば
「怒られた」とうけとり、批判すれば「非難された」とうけとめる。ほめても「からかわれた」
ととる。何でも、悪く、悪く解釈する。始末が悪い。しかもパニックを起こして、まわりのこ
となど考えずにワアワアさわいだり、ヒステリーを起こしたりするから、上の人も、ハレモ
ノにさわるような態度になる。
 そこへゆくと、加藤清正はこういうヒガミっぽい部下を扱うがうまヵつた。



Posted by にテニスエ at 16:38│Comments(0)
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